故人を悼むための大切な儀式!葬儀についてよくわからないことを詳しく解決

最も小規模な葬儀である家族葬とは?
一般会葬者を呼んで従来のような葬儀をするのではなく、小規模に済ませたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
核家族化や高齢化の進む現代の日本では、小さな規模で行うケースは増えています。
その代表的な葬儀には家族葬が挙げられます。
このような小規模な葬儀に誰を呼ぶべきか、どのように呼ぶ人を決めるか迷うこともあるかも知れません。
家族という言葉が付いている通り、これは一般的には家族などの身内だけで行うことが多い葬儀です。
高齢の方が亡くなった場合には、仕事関係や友人との付き合いなどもすでになくなっていて自然と家族だけが集まることになることも少なくありません。
高齢の方が執り行う場合に選ばれることが多いシンプルな一日葬も同様です。
とはいえ必ずしも家族だけしか呼べないという決まりはありませんので、家族葬や一日葬などに親しかった知人や友人を招くこともできます。
誰を呼ぶかは、生前の人付き合いによってそれぞれです。
参列者数が著しく減少している現在の葬儀の背景
日本の葬儀は、6世紀に大陸から伝播して以来独自の進化を遂げて来て葬式仏教の慣習に従って執り行われる事が多く、より多くの人に弔問及び参列してもらう事が最大の弔いと考えていました。
その為、通夜や告別式に何人訪れるかが分からず通夜振る舞いや返礼品を余分に用意する無駄な事が当たり前のように行われていました。
現在では、コンパクトかつシンプルな葬儀を望む高齢者が大半を占めており、家族葬やゼロ葬など拝金主義の葬式仏教の慣習にとらわれない自由な進行で行われています。
家族葬は、従来の一般葬に代わって主流になりつつある新しい形式であり、関東地方では6人に1人が家族層よりも簡素な直葬で弔われているのが現実です。
一般葬では、参列者や弔問客が自発的に通夜や告別式に訪れるのが常識でしたが、家族葬は遺族が弔問に来てほしい人や参列した人を選別しています。
結果、現在の葬儀は、参列者の数が激減しており、遺族だけで葬儀を執り行うのも珍しくはありません。